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2011年5月9日
橋爪研究員より研究テーマへの思い
(長崎大学 熱帯医学研究所 橋爪真弘)


私は2004年よりICDDR,Bと共同で疫学研究を行ってきました。ICDDR,Bは開発途上国を中心とした健康問題を解決するための研究機関として、長い歴史と数多くの業績を有します。本プロジェクトが、バングラデシュと日本の研究拠点として機能するよう貢献していきたいと考えています。
私の研究テーマは「感染症と環境」です。とくに、気候変動による将来の健康影響を予測することは国際社会の喫緊の課題であり、バングラデシュは世界中で最も気候変動による影響が大きいと予想されている国のひとつです。 カラ・アザールをはじめとする顧みられない熱帯病が気候変動に伴いどのような健康負荷をもたらすか、予測と対策のための基礎データを提供していきたいと考えています。

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